そもそもフライフィッシングとは
フライフィッシングは、主に川でトラウト(ニジマスなどの川魚)を釣るための釣り方で、フライと呼ばれる虫に似せた疑似餌を使います
管理釣り場で釣れたニジマス
フライフィッシングにつかうフライ(疑似餌)自作です
初心者でもフライフィッシングは難しくない
フライフィッシングを少し知っている人にとってみれば、ハードルが高いですよね
少し釣りしたことあるけど、大自然でやるフライフィッシングはちょっとどうすればいいかよくわからないという人が大半だと思います。
投げ方も意味わからないし、釣具も特殊でどうしたらいいかわからない。
けど、実際は思ったより簡単です
例えば北海道札幌でのフライフィッシングの環境
道具の説明は後にして、実際にフライフィッシングを始めるには、まずは釣り場を知ることです。
初心者におすすめなのはやはり、管理釣り場です。「なんだ管理釣り場かぁ、自然の中で釣りたいな」と思った方、最近の管理釣り場は結構おしゃれでインスタ映えするような感じのものが多いです。
北海道札幌の管理釣り場を二つほど紹介します。
フィッシングエリアドローム
札幌から高速で90minほどの位置にある、フィッシングエリアドローム。
釣り場が広く、初心者にもってこいの場所。20minに一匹くらい釣れます(経験則)。完全にはじめてだと30minから40minくらいに一匹かもです。
かなり山奥にありますが、最近設備が綺麗になり、綺麗な休憩所とトイレが設置されているのがプラスポイントです。デートで一回行ってみたいという方はドロームをおすすめします。
ビッグファイト松本
少し慣れてきたらおすすめのビッグファイト松本。
名前の通り、大物がたくさんいます
ただ、ドロームよりは少し難しいので、慣れてきたらぜひ行ってみたいフィールドです。
(※画像が無かったため、HPの画像を掲載させていただきます。何かあればお問い合わせからお願いします)
釣り方の勉強
シマノの動画で勉強
釣り方の勉強は、とりあえずシマノのフライフィッシングの説明動画が一番おすすめです。初心者の方はこの動画一本でだいたい問題ないと思うので、見て勉強してみてください。すごくわかりやすいです。
本で勉強
フライフィッシングで一番有名なほんはこの本で、自分も持っています。少し古い本ですが、定番本なので、一冊は持っておいて損はしません。
フライフィッシングの釣具の話
道具選びもそんなに難しくありません。以下を揃えればすぐにでもはじめられます
- ロッド(竿)
- リール(写真の黒い丸いやつ)
- ライン(フライライン・リーダー)
- フライ(疑似餌)
順を追って説明していきます。
全部セットのものを買う
これからすべての道具を説明しますが、「そんなの面倒だしわからない!」という方は全部セットのものを買いましょう。
全部セットのものもピンキリで5000円のものもあれば、30000円のものもあります。もしこれからも何回か管理釣り場にいく社会人であれば、15000円から20000円程度のものをおすすめします。
フライ用のロッド
フライ用のロッドは、リールとセットで売っているものを買うか、もしくはそれぞれ買うかどちらかです。
セットのものでもいいのですが(上の写真はセットです)、そこまで値段も変わらないので、初心者でも別々に買うことををお勧めします。
初心者に一番おすすめで質もいいのは、シマノのブルックストーンです。
この竿は、渓流用の竿で少し短めです。管理釣り場ではそれほど長くなくて問題ないので、短めのものをおすすめします。本流で釣る場合にはもう少し長いものを買わないといけませんが、この竿は渓流で使えます。
値段は9000円ほどしますが、長く使う事を考えると買っておいて損はありません。実はそもそもフライ用のロッドはほとんど発売されていなく、種類もそれほど多く無いので安いものはなかなかみつかりません。
フライ用のリール
フライ用のリールは、糸をただ留めておくだけなので激安です。
なかでも有名なのは、DAIWAのロッホモアです。これ以外にも金ぴかのかっこいいやつ(orvisで検索)もあるのですが、はじめはこのリールをおすすめします。
値段は3000円くらいです。
サイズは200Aをおすすめします。100Aだと少し小さすぎて糸に癖がつきやすく、渓流用の竿でも、少し大きめのリールを使うのがポイントです。(さきほどの竿と合わせてバランスがよくなるように選んでいます)
ちょっと上の画像だとあまりかっこよくないですが、実際は結構かっこいいです。自分のはこんな感じ↓
フライライン(カラフルな太い糸)
フライ用のラインには以下の種類があります。(細かく言うともっとあります)
糸の形
- ダブルテーパーライン(糸の両端が徐々に細くなるライン。古くなっても二回使えてコスパよし)
- シングルテーパーライン(糸の片側のみ徐々に細くなるライン。古くなったらラインごと取り替え)
糸の沈み方
- フローティング(浮くライン。フライが見えて魚が食べるところが見える。初心者はこれ)
- シンキング(沈むライン。フライを沈ませたいとき。ただ、フライが見えないので初心者にはおすすめしない)
初心者の方はダブルテーパー&フローティングです。
なぜダブルテーパー?
フライフィッシングでは、糸の重さでルアーを飛ばします。そのため、糸が非常に太く作られています。ということは、その糸は直接フライ(疑似餌)につけることができません。
そこで、フライのラインには、リーダーという透明の細い糸をつけるのですが、このフライライン(カラフルな太い糸)とリーダー(透明な細い糸)をつなぐ部分が、細くなっていないといけません。
つまり、フライライン(太くてカラフルなライン)の細い部分に、リーダー(透明の細い糸)をつけます。
フライラインがダブルテーパーだと、糸が傷んだときに、傷んだ方をリールの根元に巻き直して、傷んで無い方を使えるので、おすすめです。
なぜフローティング?
フローティングでルアーとラインが浮くと、断然釣りやすくなります。魚が食いつくところが見えるので、フライを飲み込まれる心配がありません。
また、根がかり(糸が池底にひっかかる現象)が無いので、糸を切らなくてすみます。初心者で糸を無くして買い直してとやっているとお金がいくらあっても足りません。。
ちなみに、自分が買ったラインは以下のラインです。(約2000円)
リーダー(細い糸)
先ほど説明したフライラインにつける、透明の細い糸のことです。
リーダーも太さや種類がたくさんありますが、渓流用のものを選ぶと、以下がおすすめです。※糸の太さは〇〇Xで選択可能になっていますが、渓流であれば5Xくらいがおすすめです。
リーダーは直接フライと結びつけるので、なんども切ったりつけたりして消耗するので、釣りに行く前に2個ほど買っておくと安心です。一個250円とかなので、二つで500円くらいです。
TIEMCO(ティムコ) リーダースタンダード9FT [LOT5] 175000209007
フライ
フライは自分の場合はいきなり自分で作りました。TIMCOのフライセットがあり、結構簡単に作ることができます。フライを作ることを「タイイング」と言うので、もし自分でやってみたいという方は本と、youtubeで動画を探して見ましょう。
※TIMCO(orvisの正規代理店)はフライフィッシング用具のメーカーで世界的に有名なので、ここのものを買っておくと安心です。
ただ、それもハードルが高くて面倒という方は、以下のようなドライフライのセットがあるので、買ってそのまま使うといいでしょう。
1000円から2000円くらいで売っています。
間違えて沈むフライを買わないようにしてください。「ドライ」と書いてあるフライは浮くやつです。
最後に
全部一個づつ買った場合、
竿(9000円)、リール(3000円)、フライライン(2000円)、リーダー(500円)、フライ(1500円)で、
合計16000円くらいですね。セットの場合もこれくらいの値段しますが、自分で一個づつ揃えたほうがロッドの質やリール使いやすさなどは格段にいいです。
どうしてもわからない場合以外は、それぞれ別々に買うことをおすすめします。
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